顔の引っ掻き傷防止のためにはミトンをつけさせるべき?

寝ているときに顔を引っ掻いてしまう4ヶ月の赤ちゃんについて質問がありました。指しゃぶりをするようになってからやめているミトンをまたつけたほうがよいのかどうか、専門家の意見を聞いてみましょう。

4ヶ月の子どものママからの相談:「顔の傷」

息子が寝ているときに顔を引っ掻くために顔が傷だらけになります。産まれたての頃はミトンをつけていましたが、指しゃぶりをするようになってからはミトンをつけない方がよいと聞いたためにつけていません。ミトンをつけないようになってからはまた傷ができるようになってきました。爪は短く切ってあります。傷がついた箇所をお風呂で洗うとしみるのかビクッとするので可哀想です。引っ掻き傷を未然に防ぐ方法はあるのでしょうか。それともミトンをつけた方がよいのでしょうか。(20代・女性)

ミトンには賛否両論、賢く使用を

ミトンは引っ掻き予防には効果的ですが、指しゃぶりを妨げるなどのデメリットもあることから、賛否両論の意見があるようです。眠っている間だけ使うなどの工夫が提案されています。

赤ちゃんのミトン着用は、手のひらでの体温調節を妨げる、ミトンをしゃぶってしまい唾液がつくことで不衛生になる、そして指しゃぶりの阻害になる、といった理由で、否定的な意見があります。(保育園看護師)
爪を短くしていても、引っ掻き傷はできると思いますし、傷は数日で軽快すると思います。寝ている間の引っ掻き傷を防ぐには、やはりミトンが効果的なようです。もしお子さんが入眠の儀式に指しゃぶりをするのでしたら、お子さんが入眠してから、ミトンを使用してはいかがでしょうか。(看護師)

爪は滑らかにし、皮膚の保湿を

赤ちゃん用のやすりタイプの爪切りを使って爪を滑らかに整えることなど、引っ掻き傷を未然に防ぐ対策について教えていただきました。

引っ掻き傷を防ぐためには、赤ちゃん用の爪をやすりタイプの爪切りなどを利用して、出来るだけ滑らかに整えることや、傷がつきにくい皮膚になるよう保湿すること、などが挙げられます。(保育園看護師)
爪は短く切っていても、端が尖っていたり、爪が反ったりしていると引っ掛かりやすく傷を作りやすいです。お子さまの爪の生え方や端の様子をよく観察し、角ができないよう、滑らかな断面になるよう、切ったりヤスリをかけたりしてあげてください。(助産師・産科看護師)
寝ている間にしつこく引っ掻くようなら、抱っこしてあげたり優しく手を握ってあげたりして、顔から手を離してあげてください。また、引っ掻いてしまった顔は清潔に保ち、保湿を心掛けてください。保湿をすることで傷の治りも早くなりますよ。(助産師・産科看護師)

ミトンの使用は、引っ掻き傷予防には効果的ですが、指しゃぶりや体温調節を妨げるなどのデメリットもあるようです。眠っている間に引っ掻く傾向があるなら、睡眠中だけミトンをつけるなど工夫して使うことが提案されています。爪を滑らかに整える、皮膚を保湿する、引っ掻いていることに気づいたら顔から手を離してあげるなどの対策も教えていただきました。


2019/10/30

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美